ミックスジュースが大阪の喫茶店やレストランで流行した昭和の戦後。
お店で果物と牛乳をミキサーで混ぜ、お客様に提供するのが当たり前だった。
しかし、“果物を切る”や“缶詰めをあけたり”、ミキサーを洗ったりと手間がかかる。
手間を省くため、ミキサーを使わずにミックスジュースを作れないかと匠はシロップを考案する。
しかし、ただ省くだけでは面白くない。
どこにでもあるものを作っても何の意味もないと職人は感じている。
ミキサーで作るものよりも美味しく、忘れられない味にしようと幾度となく試行錯誤を重ねた。
試行錯誤の末、これならいけるという味と質にできたミックスシロップを商品化し業務用として喫茶店などの飲食店様に販売を開始。